ハゲ一年目の教科書
ハゲが質問されることベスト10があったとすると、
(ハゲだけに)輝かしい第一位は、
「いつからハゲたのか?」
だ。経験上、多分そうだろう。
そう聞かれるとだいたい困る。
前回の投稿で述べた通り、ハゲに気づくタイミングは意外と少ないからだ。
それに、別に急にハゲたわけじゃない。
俺は、時々、
「朝起きたらハゲていた」という夢を見るが(もはや正夢だが)、
実際にはそんな急にハゲるものじゃない。
だから、ハゲ一年目がいつかというのは厳密にはわからない。
しかし、まあだいたい一年目だったなーと思う頃、
27歳くらいを思い出して見ようと思う。
まあ、最初はハゲを恐るわけだ。
どうしよう。このまま全部なくなったらどうしようと。
ハゲるか、死ぬか、どっちがマシかなんて考えてしまうだろう。
しかし、安心しろ。大丈夫だ。
髪の毛は、どんどん抜けていくことは間違いないが、
完全にハゲてしまった頃には、
「なんか、昔からこれくらいだったかな」なんて感じているものだ。
だから、意外と傷つかない。
ハゲるか死ぬかを選択するタイミングなんて、
気付いた時には既に通り越していて、
君は立派なハゲになっているもんだ。
だから、ハゲて死ぬやつなんていないのだ。
今はちょっと不安かもしれないが、まあ気にする必要はない。
すぐに慣れるさ。